自己基盤とは何か?自分自身を知ることが目標達成の近道

コーチングでは、「自己基盤」が一番大事だと言われています。

「自己基盤」とは、自分自身をよく理解し、自分自身に対しての肯定的な思いを持ち、それをクライアントに開示できること。

クライアントの目標達成をサポートするためには、コーチ自身が目標達成についての経験と深い見識を持っていることが必要です。

人は自分自身のことを見えていないことが多いです。

「自己基盤」を確立するといくことは、自分自身をより深く知ること。

この自己基盤を持つことは、コーチだけでなく、全人類が知っていたほうが良いかと思いましたので、自己基盤について解説していこうと思います。

自己基盤を確立するステップ

自己理解

①強み、弱み、長所、短所、過去の経験等を含め自分自身をよく理解する
②他者の目に映っている自分を理解する(他者からフィードバックをもらう)

自己承認

①自分自身のできていること、できていないことを「認める」
②小さな事柄でも、やって来たことや達成したことの全てを再確認する

自己開示

①自分自身のことを語る(思い、考え、体験等)
②自分と相手との間の相互理解を深める

自己基盤と目標達成

軟弱な地盤の上に高い建物を建てようとしてもうまくいきません。

同じように、目標を達成するためには、その人自身の自己基盤を強固なものとすることが不可欠です。

自己基盤を確立することが、目標達成への近道になります。

自己基盤を確立している人は、真に価値のある長期的な目標設定をし、その達成へ向けて意識と行動を継続させていくことができます。

反対に、自己基盤が成立していない人は、その場その場の目先の状況で目標がコロコロ変わってしまったり、目標達成へ向けてのエネルギーが浪費されてしまったりするので、長い時間を経過した後になにも残りません。

自己基盤とコーチ

クライアントの目標達成をサポートするには、コーチ自身が目標達成についての経験と深い見識を持っていることが必要。

コーチは常にクライアントのロールモデル(模範)であることを目指す。

その前提として、自分自身をよく理解し、自分自身に対しての肯定的な思いを持ち、それをクライアントに開示できることが大切。

「自己基盤」とは、それらを総合して指す言葉。

自分自身に対しての肯定的な思いは、クライアントの可能性を信じる大前提になります。

自己基盤が確立されたコーチの特徴

①クライアントから提示されたテーマから逃げず、正面から向き合うことができる
②クライアントへの信頼を示すが、クライアントの感情に流されずにいられる
③人間としての高潔さや正直さ、誠実さを絶えず示し、知ったかぶりをしない
④常に勇気をもってクライアントと接し、リスクを取る覚悟ができている
⑤物の見方を変えたり、新たな行動の可能性を試したりすることについて、自信を持って取り組んでいる

自己理解を深めるための11の質問


・子供の頃得意だったことは?
・人からどのように褒められますか?
・これまでの人生で一番努力したことは?
・あなたの周りにはどのような人たちがいますか?
・家族はあなたのどのようなところが好きですか?
・好きな人は何人いますか?またどのような人ですか?
・人生で一番苦い経験は?
・生き方や考え方を刺激された経験はどのようなことでしたか?
・周囲と協力して成し遂げた一番大きなことは?
・自分の性格を一言で表すと?
・どのようなときに幸せだと感じますか?

まとめ

自己基盤を確立させるためには、自己理解、自己承認、自己開示が必要。

まずは自己理解が必要なので、上記の質問に答えていくと自ずと自分というものがわかってきます。

これらを確立させることは、自分の目標達成の近道にもなります。

コーチはこの自己基盤が一番大切だと言われております。

そのために、自分自身のことをよく知ることが大事なので、自分はコーチとしていろんな経験をして、自己理解を深めています。

そして自分自身もコーチをつけており、目標達成の近道になることはもちろんのこと、客観的な自分について教えてもらうことも重要視しています。

他者を信じられる人は自分を信じることができる人

この言葉はコーチになるときに教えてもらった大事な言葉です。

自分のことをより深く知りたい、目標達成に向かって突き進みたいと思った方はぜひコーチングを受けてみてください。

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