人は誰でも、多かれ少なかれ「思いこみ」を持っています。
思い込みは、「視点を固定」し、可能性や選択肢を制限します。
思考が固まって進めない、考えられなくなっているのは、自分の「視点を固定」してしまっている可能性があります。
コーチングでは、コーチはクライアントの思い込みを解きほぐし、「気づき」へと導く重要な役割を担います。
そんな「気づき」を促すための、「視点を移動する」という方法をお伝えします。
これを知っておけば、思い込みの思考から脱却し、可能性と選択肢を増やすことができます。
もし悩んだときは、この「視点を移動」するを思い出してください。
視点の主体を変える
①対象者にはどのように見えるか?
例:部下はどのように感じていると思いますか?
②第三者にはどのように見えるか?
例:あなたの親友なら、あなたにどのようなアドバイスをすると思いますか?
③コーチはどのように見えるか?
例:私は(コーチは)〜のように感じました(見えました)
フィードバックのスキルを用いる
視点を事実に向ける
①事実を整理、確認する
例:そう思ったのは、具体的にどのようなことがあったからですか?
②視点を肯定に向ける
例:セッションを始めてから、できていることは何ですか?
③視点を細分化する
例:まず、何から始めることができると思いますか?
④数値の視点に立つ
例:理想の状態を100としたら、今はいくつですか?
視点の時間軸を変える
①将来からの視点に立つ
例:5年後の自分は、今の自分になんと言いますか?
②過去からの視点に立つ
例:・(仕事など)うまくいったときは、何をしましたか?
・3年前のあなたが、今のあなたをみたらどう思いますか?
視点を仮定に向ける
①制約条件を無視した視点に立つ
例:もし、なんの制約もなかったらどうしますか?
②制約条件を加えた視点に立つ
例:もし。明日で世界が終わるとしたらどうしますか?
③目標とする人物の視点に立つ
例:もし、あなたの尊敬する人物だったら、どうすると思いますか?
④視点を外部のリソースに向ける
例:あなたを助けられる人がいるとしたら、まずは誰を思い浮かべますか?
視点を広げる
①視点を感情に向ける
例:そうやっていて、どのような気持ちがしましたか?
②飛躍の視点に立つ
例:あなたならもっとできると思います。
目標を2倍にしてみませんか?
③視点を原点に戻す
例:セッションを通じて達成したい目標を、もう一度確認してみませんか?
④全体の視点を持つ
例:仕事以外では、どんなことが気がかりになっていますか?
まとめ
人は誰でも、「思いこみ」を持っているもの。
考えが止まってしまい、進めないとき、それは自分の視点が固定されているのかもしれません。
視点を移動させる質問を自分自身にすることで、新たな「気づき」を得ることができ、可能性と選択肢を増やすことができます。
コーチングでは、このような視点を移動するということをさせていただき、「気づき」を得てもらえるような質問をします。
そしてこの質問の中でも、コーチからのフィードバック
〜と感じたのですがいかがでしょうか?
というコーチがどのように見えたかを伝えることが、新しい「気づき」へと発展していくことが多いです。
思考を整理したい、自分の想いを知りたい方はぜひ無料体験を受けてください↓
コーチングについて詳しく知りたい方はこちら↓
BMHコーチングについてのサービス内容