運動会、または体育祭が近づいてきており、お子さんの速く走りたいというパーソナルトレーニングの依頼が増えてきました。
速く走るためにはコツがあります。
それを反復練習することで、必ず変わるので、今回はその練習法とコツをお伝えしていきます。
5つの速く走るためのステップ
①モモを上げる
しっかりとモモを上げないと、足は速く回りません。
その結果スピードは出ないので、モモは股関節90度を目安に曲げるように練習しましょう。
練習法としては、ももあげ30回×2セットやってみてください。
②走ることは弾むこと
足の速い人の特徴として、地面と足の設置時間は短いです。
ドシドシと音を立てて走っていないんですね。
この設置時間を短くするためには、両足つま先でジャンプする練習法がおすすめ。
両足ジャンプ→地面についたらまたすぐジャンプという繰り返し動作をしてください。
③腕を大きく振る
腕をしっかり振ることができていないと、これまた足は前に進まないんですね。
しっかりとその場で腕振りをする。
そのコツとしては、肘を伸ばさない、曲げた状態で腕振りをすること。
伸ばした腕振りだと、空気抵抗で腕を振ることが遅くなります。
また大きく振るために、ブンブンと音を鳴らすようなイメージと、斧を振り下ろすようなイメージと伝えるとわかりやすいかと思います。
④足を速く入れ替える
ここまでくれば、足を速く入れ替えることを意識して練習します。
モモを高くあげ、腕をしっかり振り、足が地面に設置したら次の足を回転させるように、足を上げて下ろすのを速くすることを意識すると良いでしょう。
この段階から、30メートルを10本をステップ①〜④を確認しながら走っていきます。
⑤体幹を強くする
体幹が弱いとブレます。
ブレると腕の振りが不安定になり、余計な動きが入ってしまい、遅くなってしまいます。
しっかり体幹を高める運動として、プランクをしましょう。
プランクでも片手を離したり、片足を離したりしてより不安定な状態を耐える練習をするとさらに良いです。
走っている最中のコツ
目線はゴールテープ
ついつい視線が足もとを見てしまったり、友達が気になって隣を見てしまったりしていませんか?
その視線が別に向くことで、走る速度は落ちてしまいます。
目線はゴールを見ましょう。
ゴールテープ前で止まらない
ゴールテープ前で止まることになると、その直前で減速してしまいます。
これだとタイムの大幅ロスになるので、走り抜けること。
ゴールテープのその先まで走りましょう。
まとめ
速く走るためには、足を高く上げ、地面との設置時間を短くし、足を回転させ、腕を大きく振ることが大事です。
これらのステップを1時間のトレーニング指導だけでも、足が速くなります。
さらに速くするためには反復練習が必要になります。
自分の体を速く走るために、慣らすこと。
その速く走るための動きを身につけること。
これがとても大事になります。
お子さんにとっては、運動会や体育祭で速く走りたいと思っている子は多いかと思います。
ぜひ練習を行ってください。