【トレーナーが解説】アイスバスの驚くべき効果と正しいやり方

筋トレやランニングなどの激しい運動後は、翌日に筋肉痛で動けなくなることがよくあります。

この筋肉痛を和らげ、早期回復につなげるため、フィットネストレーナーから大きな支持を得ているのが「アイスバス」です。

アイスバスとは、文字通り氷水につかることで体を冷やす回復法です。

アイスバスはアスリートだけではなく、一般の方まで幅広く利用されています。

イメージはこんな感じです。

もちろん自宅のお風呂に水を貯めてもオッケー。

特に最近では、海外セレブが使っているのをよく見ます。

〈アイスバスの驚くべき効果〉

1.筋肉痛を劇的に和らげる

アイスバスの低温は、運動で引き起こされた筋肉の炎症反応を抑制します。

炎症が治まれば、筋肉痛が和らぐ仕組みです。

2.回復スピードがグンとアップ

低温により血行が改善され、栄養や酸素の供給が活発化します。

同時に老廃物の排出も促進されるので、筋肉の修復が早まります。

3.次の運動パフォーマンスが上がる

筋肉痛の軽減と回復の促進により、次のトレーニングに影響がでなくなります。

コンディションを維持しやすくなり、パフォーマンス向上が期待できます。

4.メンタルリフレッシュ

低温は交感神経を刺激し、気分転換や覚醒度の上昇をもたらします。

疲労回復にもつながり、メンタルの休養になります。

5.睡眠の質の向上

アイスバスで体を冷やすことで、夜間の睡眠の質が高まります。
その理由として
・体温の低下によりメラトニン分泌が促され、入眠しやすくなる

・体温リズムが整うことで、レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルが適切に回り、熟睡できる

・低温により上気道が締め付けられ、睡眠時無呼吸が改善する可能性がある

6.血管機能の改善

低温によって血管が一時的に収縮し、その後拡張することで血行が良くなります。

血管の柔軟性が保たれ、全身への栄養供給が円滑になります。

7.脂肪燃焼の促進

低温環境に体をさらすと、基礎代謝が高まり脂肪燃焼が促進されます。

夏場より冬場のほうが人は基礎代謝が上がり痩せやすいと言われています。

その最上級がこのアイスバスですね笑

具体的には
・体温維持への貢献で熱産生が高まり、その過程で脂肪の燃焼が活発化

・低温ストレスにより、代謝促進物質のノルアドレナリンなどが増加

・寒冷刺激を受けると脂肪燃焼の場である褐色脂肪細胞が活性化

このような効果からダイエット効果の促進が期待されます。

しかしこのアイスバスだけで痩せると勘違いしてはだめです。

ダイエットは運動との組み合わせ、そして食習慣が大切。

このようにアイスバスには、さまざまな効果が期待できます。

ただし注意点もあります。

〈正しいアイスバスのやり方とNG例〉

【やり方】

・水温10~15度が理想的。時間は10~20分が目安(初めは3分とかからスタートするのがいいです)
・浴槽にちょうど腹から肩くらいまで浸かる
・体を少し動かして均等に冷やす
・着替えやタオルを用意し、上がったら速やかに保温する

初めは冷たい!!が全力でやってきますが、毎回やっているうちに徐々に慣れてきます。

【NG例】

・極端に冷たい氷水につかる(低体温症の危険)
・長時間つかり続ける(20分以上は避ける)
・風邪やケガ、持病がある時に無理してつかる
・上がった後、十分に保温しない

アイスバスの効果を最大限に活かし、同時に健康リスクを防ぐには、適切な水温と時間を守ることが重要です。

トレーナーの指導の下で正しい方法を身につければ、誰でも安全にアイスバスを取り入れられるでしょう。

筋肉痛に悩まされている方は、ぜひアイスバスに挑戦してみてください。

運動パフォーマンスが確実にアップすると期待できます。

その他にも、メリットを実感できるはずです。

屋外でしたい場合や専門のアイスバスがほしい方はこちらがおすすめ。

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